領域8(強相関電子系分野)ホームページ

2010年物理学会秋季大会 (大阪府立大学、2010年9月23日-26日)インフォーマルミーティング議事録

開催日時: 9月25日(土) 18:00〜19:20
場所:大阪府立大学WJ会場
出席人数:15名
 
○議題

1) 2010年 分科会サマリー

1-1 シンポジウム:
「やわらかい電荷秩序の特異な誘電性・伝導性と外場制御」
「ラットリングと超伝導・重い電子」
「New materials and mechanisms of metal-insulator transitions in transition-metal compounds」

1-2 招待講演: 
 森成隆夫「多バンド系でのディラック電子:有機導体および鉄系超伝導体」
領域8への提案は2件あり、領域8としての基準を議論し、領域8からの提案は1件とした。

2) 領域委員会報告(平成22年5月26日)
2-1 H22年秋の分科会 招待講演について
領域8から1件採択
2-2 H22年秋の分科会 シンポジウムについて
領域8からの提案3件すべて採択
注意:シンポジウムの部屋として、大きな部屋が3つ確保できるとは限らないので、
優先順位を決め(上の順番)、領域運営委員がプログラム編成会議のときに考慮。

2-3 H22年度若手奨励賞
 若手奨励賞の年齢制限(各領域にまかされている)の緩和に関して
 ・日本物理学会男女共同参画推進委員会から若手奨励賞の募集要項に、
次のような文言を記載していただけないかとの要望がでた
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「ただし、出産、育児により研究を中断するなどの事情がある場合は年齢制限を緩和することができる」
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・2010年5月の段階で、募集要項に男女共同参画に関するただし書きがあるのは7領域、無いもの6領域である。
ぜひ対応してほしいとのこと。領域8のメール会議で決定し、募集要項を今年度分から改訂した。

2-4 領域のメール管理について
各領域のメールサーバーをまとめて物理学会のサーバーに移してほしいとの要望がでた(領域8より)。
他の領域もこれに賛成。物理学会のサーバーを準備する方向で検討していくことに決定。
これについては、早い段階で実現する可能性あり。

2-5 学生優秀発表賞について
領域2からの提案。物理学会で発表された学生の講演を審査し、優秀発表賞を設けたい。
これについて議論した。実際に学会で審査するのは、非常に手間がかかるとの指摘もあり。
領域2の中でまず行ってもらう。会長名で賞状は出さない。試行してもらって、
結果等を領域委員会に報告してもらうことになった。

3) 新領域代表の紹介
村上洋一 氏(KEK物構研)(2010年10月〜2011年9月)

4) 新領域副代表の紹介
播磨尚朝 氏 (神戸大理)(2010年10月〜2011年9月)

5) 新領域運営委員の紹介(任期:2010年11月−2011年9月)
   【磁性】鈴木博之 氏(物材機構/実験)
   【低温】掛谷一弘 氏(京大工/実験)、
       津田俊輔 氏(物材機構/実験)
2010年9月任期終了の世話人:
立岩尚之様、中村仁様、大井修一様、ご苦労さまでした。

6) 次期領域副代表(榊原氏)が推薦・承認された。
榊原俊郎 氏(物性研)任期:2011年10月〜2012年9月)

7) 次期領域運営委員が推薦・承認された
 (任期:2011年5月−2012年3月)
【磁性】服部一匡 氏(物性研 理論)
    本山岳 氏(兵庫県立大学 実験)
【低温】大橋琢磨 氏(大阪大学 理論)
脇本秀一 氏(原研 実験)
運営委員の推薦に関して、「領域運営委員定数の多い領域に関しては、
半数程度は東京近郊からの選出とする」という文言は削除すべきであり、
物理学会にこの旨伝える予定。

8) 領域運営委員の仕事分担(鬼頭、松枝、松林、大槻)
運営委員代表:松枝、 副:鬼頭
メーリングリスト・ホームページ:大槻 
議事録:松林

現在、領域運営委員数は低温4名、磁性3名となっている。
これを低温4名、磁性4名とした方がスムーズである。
物理学会にこの旨伝える予定。

9) 学会誌再編について
JPSJとPTPが再編される予定。再編後の2誌
・Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ) 
  ・Progress of (in) Theoretical and Experimental Physics (PTEP)
のカバーする分野としては、PTEPは主として素粒子、原子核、宇宙線・ 宇宙物理、
ビーム物理の実験・理論両方を、JPSJは主としてそれ以外(物性、原子・分子、
量子光学、生物物理、古典物理などを含む)を想定している。
領域8の内容は主にJPSJに属していることを、物理学会刊行委員長 瀧川仁に連絡する。

10) 科学研究費 領域・細目などについて
  物理学会より、科研費の「系・分野・分科・細目表」の改訂に関する問い合わせがあった
(10年ごとの大きな見直しが日本学術振興会で行われることを受けて)。
村上氏よりこれに関して説明があった。領域8内でメール問い合わせを行ったが特に意見・要望はなかった。
インフォーマルミーティングにおける議論の結果、今回は特に意見なしということになった。
物理学会に9月27日までに報告する。

11) その他

11-1 若手奨励賞:経過報告と今後の予定
 ・5月終わり、審査委員リストおよび規定変更箇所を物理学会に提出。
 ・6月9日、7月22日に領域8にアナウンス、その後再アナウンス。
 ・6月号会誌会告(学会)
 ・募集締め切り8月3日、その後審査を行った。
 ・物理学会へ9月末に提出予定
・10月理事会 受賞者承認予定
 ・10月末まで 受賞記念講演のWEB入力期間(領域代表、村上)
 ・春の年会での講演(シンポ)の依頼、プログラム案(領域代表、村上)
  論文賞受賞者は企画講演として、若手賞と組み合わせるのが合理的。

11-2 領域8「キーワード」の修正点(講演申込)。
「講演募集要項」の「キーワード」について以下の修正。 
(1) 第二キーワードとして「イリジウム酸化物」を追加。 
(2)第四キーワードの「軌道・電荷整列」を「軌道自由度」と 「電荷整列」に分割。 
(3) 第四キーワードとして「籠状物質」を追加。 
 「会誌2010年11月号掲載募集要項に反映させる」とのこと。
使用されていない(であろう)キーワードの見直しなどの要望があった。
今回の講演申込時に選択されたキーワードの分布などを確認し、
継続して見直しを行っていくこととした。

以上